西暦2013年7月23日は、サウジではヒジュラ暦1434年ラマダン月15日。※1
ラマダン月15日といえば、言わずと知れたハサン・イブン・アリーの誕生日、マウリド・イマーム・ハサン(Mawlid Imam Hasan)。
ハサン(AS)は預言者ムハンマド(AS)の孫で第五代カリフで後にウマイヤ朝を起こしたムアーウィヤとカリフ職を争った人物なので、イスラム史上の重要人物だけど、この誕生日を祝うのはシーア派だけ。無謬の第二代イマームだからね。シーア派だけとは言ってもシーア派もこの辺の地域にはたくさんいるので、主にバーレーンからサウジ、クウェート、イラク、シリア、イランあたりでは広く祝われている。はず。
なぜか他のイスラム教国では国民の祝日になっているマウリド・アン・ナビー(預言者ムハンマド(AS)の誕生日、ラビーウ・アル=アウワル月12日=2013年は1月24日)ですらサウジアラビアでは祝日ではないのだが、それはさておき、そのマウリド・イマーム・ハサンの日にシーア派の街カティーフ(Qatif)へ行ってきたので街の様子を紹介する。
お祝いのため電飾を施す民家。
似たような電飾を、結婚式時なども飾る。
この日、主な通りに面する家では、家の前にお菓子や食べ物や飲み物を置き、道行く人々に配る。
簡素な佇まいところも、気合の入った屋台を設えるところもある。
お菓子をもらう子供。
でも通行人になら誰でも(ガイジンの僕でも)お菓子や食べ物を配ってて、僕も結構もらった。
サウジの都市には珍しく、カティーフにはあまりガイジンがいないんだけどね。
トムとジェリーらしききぐるみまで出してる。
カティーフは細く曲がりくねった道の多い、ミチッとした街だが、そういうところで家々がデコレーションされ、子供がお菓子を集めに駆けまわってて、とても平和な光景だった。
シーア派というと、アーシュラーの日にイマーム・フセイン(AS)の死を追悼して自分を鞭打ったり剣で自傷して流血したりだとか、アサシン教団だとか、そういう陰惨なイメージを抱いている人もいるかもしれないけど、それは情報が偏り過ぎだから。
ちなみに、写真は成人女性を撮さないように、成人女性が撮られていると感じないように、非常に注意して撮ってます。だから撮りたい風景でも撮れないこともある。これはサウジではどこでも気をつける基本事項なので強調しておきます。地元人はバシバシ撮ってるけどね。
※1:太陽暦の日付と太陰暦であるヒジュラ暦では、地域によって暦上の日にちの対応がズレるので注意。
※3:アレイヒ・サラム=彼の上に平和を の略。歴代預言者や天使の名前の後に使う。シーア派はイマームの名前の後にも使う。イスラムかぶれっぽい雰囲気を出すために上記本文ではたくさんつけてみたが、多分今後は忘れることも多いだろう。







